2023-06-02 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、6月の米利上げ見送り観測で地合い改善
2日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.76%高の3229.06ポイントだった。深セン成分指数は1.46%高の10994.57ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で59851億5100万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、もみ合いながら上げ幅を拡大した。米国のインフレ圧力緩和を示す指標を受け、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを見送るとの見方が広がり、地合いの改善につながった。為替市場で米ドル高・人民元安が一服したことを受けて、中国からの資金流出懸念がやや和らいだもよう。
セクター別では、バッテリー素材、化学肥料が全面高。バッテリー、風力発電設備、内装・建材なども買われている。半面、造船、教育の一角が安い。
上海B株指数は0.96%高の273.31ポイント、深センB株指数は1.77%高の1111.08ポイント。