2023-05-10 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、本土金融株が安い 250日移動平均付近で下げ渋り
10日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.72%安の19723.86ポイントだった。中国企業指数は1.01%安の6667.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で515億4000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。中国本土市場で最近上昇していた金融株が大きく売られ、香港に重複上場する銘柄が連れ安して相場を押し下げた。もっとも、相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(前引け時点で19704.95ポイント)付近では下げ渋った。香港時間きょう夜に4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見ムードが強い。
個別では、本土系銀行株の中国銀行(
03988)、中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)、本土系保険株の中国人寿保険(
02628)がそろって2%超下落。不動産開発の龍湖集団(
00960)と華潤置地(
01109)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)は大幅に続落した。大型ネット株の美団(
03690)とJDドットコム(
09618)も売られた。一方、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)、食品大手の康師傅控股(
00322)が反発した。前日大引け後に4月の製品出荷量を発表した舜宇光学科技(
02382)も買われた。