10日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を香港時間きょう夜に控え、米インフレ圧力の強さが示されれば、米連邦準備理事会(FRB)による引き締めの長期化につながるとの懸念から売りが先行したもよう。
指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.46%安の19,777.029ポイントで推移している。個別では、ネット株の美団(
03690)とJDドットコム(
09618)、銀行株の中国銀行(
03988)が売られている。繊維株の申洲国際集団(
02313)も安い。一方、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、海運の東方海外(
00316)が買われている。