24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.64%安の3265.65ポイントだった。深セン成分指数は0.25%高の11634.22ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆747億2900万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。米連邦準備理事会(FRB)による利上げの打ち止めが近いとの見方が一定の支えとなったが、指数は前日まで3日続伸した後とあって、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらないなか、週末を前に利益を確定する動きが強まった。一方、決算などを材料に個別物色の動きが活発だった。セクター別では、保険が全面安となったほか、貴金属、漢方薬、採掘なども売られた。半面、ゲームや電源設備、教育などが買われた。
A株市場では、原油価格の下落を受けてペトロチャイナ(
601857)やシノペック(
600028)が売られたほか、中国交通建設(
601800)や中国建築(
601668)などの下落も目立った。半面、3月に商用化が認可された国産オンラインゲーム86本のリストに自社の「星星生活楽園」が含まれたことなどが材料視され、三七互娯網絡科技集団(
002555)が大きく上げた。巨人網絡集団(
002558)や立訊精密工業(
002475)、用友網絡科技(
600588)も高かった。
上海B株指数は0.23%高の291.34ポイント、深センB株指数は0.03%高の1187.31ポイント。