週明け20日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反落。前場終値は前営業日比2.56%安の19019.58ポイントだった。中国企業指数は2.24%安の6467.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で652億1000万HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株安の流れを引き継ぎ、次第に下げ幅を拡大。前引けにかけて心理的節目の19000ポイントを一時割り込む場面があった。金融システムの混乱が世界景気を悪化させかねないとの見方から、幅広いセクターが運用リスクを回避する売りに押された。21−22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米連邦準備理事会(FRB)の政策を見極めたい投資家は買いを手控えているもよう。
個別では、英金融大手HSBC(
00005)が6%近く下落。アジア保険会社のAIAグループ(
01299)、中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)も売られた。ビール大手の華潤ビール(
00291)とバドワイザーAPAC(
01876)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)の下げがきつい。医薬品開発受託の薬明生物技術(
02269)は大幅に続落。一方、中国検索エンジン大手の百度(
09888)が続伸している。