2023-03-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、プラス圏でもみ合う 中国の金融緩和を好感も上値重い
週明け20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.12%高の3254.58ポイントだった。深セン成分指数は0.28%高の11309.45ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7048億7300万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏でもみ合った。中国人民銀行(中央銀行)は17日、金融機関の預金準備率を27日から0.25%引き下げると発表したことを受け、金融緩和を好感する買いが相場を支えた。一方、欧米金融システムの不安に対する懸念が根強く、上値を抑えた。21−22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米利上げの先行きを見極めようと、様子見気分も漂った。
セクター別では、貴金属が全面高。ゲーム、文化・メディア、太陽光発電設備も買われた。半面、漢方薬、医薬品販売、化学製薬、農業関連などが下げた。
上海B株指数は0.04%安の290.65ポイント、深センB株指数は0.25%高の1175.23ポイント。