17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.73%高の3250.55ポイントだった。深セン成分指数は0.36%高の11278.05ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9731億900万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移した。米銀の相次ぐ破綻によって広がっていた金融システムへの不安が後退し、16日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。また、指数は前日に約1カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。ただ、終盤は上値の重さが目立ち、上げ幅を縮小して取引を終えた。セクター別では、ゲームや通信サービス、保険、証券がほぼ全面高となった半面、漢方薬や医療サービス、医療器械などが売られた。
A株市場では、富士康工業互聯網(
601138)や曙光信息産業(
603019)、三七互娯網絡科技集団(
002555)、科大訊飛(
002230)などの上昇が目立ったほか、原油価格の上昇を受けてペトロチャイナ(
601857)やシノペック(
600028)も買われた。半面、東阿阿膠(
000423)や華潤三九医薬(
000999)、宇通客車(
600066)、隆基緑能科技(
601012)などが売られた。
上海B株指数は0.34%高の290.76ポイント、深センB株指数は0.35%高の1172.30ポイント。