2023-03-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、金融不安でリスク回避 AIAグループや石油株に売り
16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比1.51%安の19245.59ポイントだった。中国企業指数は0.86%安の6503.21ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で616億HKドル。
ハンセン指数は欧米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。スイス金融大手のクレディ・スイス・グループの経営不安から金融システム不安への懸念が再燃し、リスクを回避する動きが優勢。なお、クレディ・スイス・グループは16日、スイス国立銀行(中央銀行)の資金供給策を使って最大500億スイスフラン(約7兆1000億円)を調達する用意があると発表した。
個別では、アジア生保のAIAグループ(
01299)が5%安と急落。米原油先物相場の急落を受けて石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)が安い。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、22年12月本決算の減益決算を発表した中国保険大手の中国平安保険(
02318)も売られた。半面、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、香港不動産関連のLink REIT(
00823)、本土不動産株の龍湖集団(
00960)などが逆行高を演じた。