2023-03-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、信用不安で売り優勢 石炭株や石油株が全面安
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.49%安の3247.17ポイントだった。深セン成分指数は0.76%安の11326.62ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4962億6000万元だった。
上海総合指数は前日の欧米市場が下落した流れを引き継ぎ、マイナス圏で軟調に推移した。スイスの金融大手、クレディ・スイスの信用不安を受けて投資家心理が悪化し、売り優勢となった。クレディ・スイスがスイス国立銀行(中央銀行)から最大500億フランを借り入れる計画を発表したが、影響は限定的だった。一方、決算などを材料に個別物色の動きが活発だった。セクター別では、造船や採掘、石炭、石油が全面安となった。半面、医薬品販売や漢方薬、貴金属などが買われた。
上海B株指数は0.39%安の292.41ポイント、深センB株指数は0.60%安の1174.05ポイントだった。