JPモルガンは最新リポートで、中国のアルミ大手、中国アルミ(
02600)について、引き続きポジティブな見方を示し、投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を6.8HKドルにそれぞれ維持した。『AAストックス』が21日伝えた。
JPモルガンは、電力不足により雲南省のアルミ生産企業が減産を余儀なくされたとの報道を受け、前日の上海市場と香港市場で中国アルミの株価は大きく上昇したと指摘。中国では二酸化炭素の排出を減らすため、水力発電によるアルミ生産を進めているものの、水力発電の供給は不安定であり、アルミの生産量は変動的になっているとした。今後、新たなアルミ生産能力の大部分は水力発電を利用したものになるため、アルミ生産量の変動は向こう数年にわたって続くとみている。一方、今年はアルミ需要の改善が予想されるため、粗利益率は上昇すると予想した。
中国アルミの株価は日本時間午後3時42分現在、前日比0.23%高の4.38HKドルで推移している。