3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.80%安の21562.34ポイントだった。中国企業指数は1.97%安の7358.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で717億8000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。下落率が2%を超えると下げ渋ったものの、下値のめどとして意識された20日移動平均線(前引け時点で21685.21ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた。中国の景気回復に不透明感が漂うなか、運用リスクを回避する売りが先行した。きょうの中国本土相場の下落も地合いを悪化させた。
個別では、金融株の下落が目立ち、中国平安保険(
02318)、招商銀行(
03968)、HSBC(
00005)、中国人寿保険(
02628)が大きく売られた。ネット株のJDドットコム(
09618)と百度(
09888)、美団(
03690)、アリババ集団(
09988)もそろって下落。不動産管理の碧桂園服務(
06098)は大幅に続落した。半面、香港不動産大手の恒隆地産(
00101)、電動工具メーカーの創科実業(
00669)が続伸した。