2023-02-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、好材料出尽くし感 利益確定売りが優勢
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比1.37%安の3240.64ポイントだった。深セン成分指数は1.64%安の11931.78ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5550億8500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、じりじりと下げ幅を拡大した。「ゼロコロナ」の終了で中国経済の回復が見込まれているが、当面の好材料出尽くし感が漂った。前日に指数が終値ベースで5カ月半ぶり高値を更新した後とあって、週末を前に利益確定売りが重荷となった。午前中に発表された2023年1月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)は52.9と前月比で4.9ポイント上昇し、22年8月(55.0)以来の高水準となったものの、相場への影響は限られた。
セクター別では、バッテリー素材、保険、採掘が全面安。貴金属、太陽光発電設備、風力発電設備も売られた。半面、ソフトウエア開発、インターネットサービスの一角が上昇した。
上海B株指数は1.18%安の295.75ポイント、深センB株指数は1%安の1218.99ポイント。