31日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.27%安の21789.20ポイントだった。中国企業指数は1.27%安の7401.09ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で877億4000万HKドル。
ハンセン指数は反発して始まったものの、買い一巡後は伸び悩み、下げに転じた。心理的節目の22000ポイントを割りこみ、前場の安値圏で引けた。前日のNY市場やきょうの中国本土市場の相場下落が投資家心理を冷やしたもよう。米国時間1月31日−2月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるとあって、見送りムードが強い。寄り付き後に発表された中国の1月の製造業と非製造業の購買担当者景気指数(PMI)はともに景況感の分かれ目である50を上回ったが、相場への影響は限定的だった。
個別では、朝方に上昇した大型ネット株のテンセント(
00700)、JDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)がそろってマイナス圏に沈み、相場の重荷となった。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、医薬品関連の中国生物製薬(
01177)と薬明生物技術(
02269)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)は大幅に続落した。一方、前日大引け後に2022年12月期業績見通しを発表したBYD(
01211)が大幅高。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、電動工具の創科実業(
00669)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)はともに反発した。