2023-01-31 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5営業日ぶりに反落、利益確定売りが重荷
31日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.38%安の3257.04ポイントだった。深セン成分指数は0.64%安の12020.28ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5626億6100万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、序盤はプラス圏に浮上する場面もあった。寄り付きとほぼ同時に発表された2023年1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)と非製造業PMIがそろって50を回復し、前月から大幅に改善したことが好感された。ただ、買いの勢いは続かず、中盤以降は下値を切り下げる展開。指数は約5カ月ぶり高値圏で推移しているだけに、利益確定売りが重荷となった。2022年12月本決算の業績見通しの発表がピークを迎えるなか、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料高で減益、赤字の予想が多く、22年の企業業績の悪化も意識されたもよう。
セクター別では、観光・ホテル、半導体、医療サービス、宝飾品、酒造安い。半面、風力発電設備、太陽光発電設備、教育が堅調だった。
上海B株指数は0.02%安の298.99ポイント、深センB株指数は1.34%安の1207.68ポイントだった。