連休明け26日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.73%高の22426.13ポイントだった。中国企業指数は2.05%高の7636.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で658億2000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。中国で「ゼロコロナ」政策が終了してから初めての春節(旧正月)を迎え、連休中に中国本土、香港、マカオの観光業や小売業、娯楽業の盛況が伝わり、経済の本格的な回復に対する期待が買いを支えた。連休中に米株式市場が堅調だったことも好感された。もっとも、連休前に指数が心理的節目の22000ポイントを回復し、約7カ月ぶり高値圏で推移しているだけに、上昇率が2%に近づく水準では上値が重かった。
個別では、スマホ大手の小米集団(
01810)が9%超高と急伸。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、自動車・電池メーカーのBYD(
01211)、本土不動産株の龍湖集団(
00960)も上昇が目立った。インターネットサービス大手のテンセント(
00700)は大幅に続伸した。半面、海運株の東方海外(
00316)が大幅逆行安。製薬株の石薬集団(
01093)。薬明生物技術(
02269)、中国生物製薬(
01177)が軟調。マカオカジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)は朝高後に利益確定売りに押され、1.5%安で前場の取引を終えた。