建銀国際(CCBインターナショナル)は最新リポートで、ショート動画プラットフォームの快手科技(
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建銀国際は、快手科技のレベニューシェアリングが膨らむ上、ライブストリーミング・コンテンツのコストが重荷となり、22年10−12月期の粗利益率が45.8%と前四半期比5ポイント低下した可能性があるとした。一方、管理費を厳しく抑制し、海外事業の拡張を絞ったことで収益力が高まり、非GAAPベース営業損失は前年同期比、前四半期比で縮小したとみている。建銀国際による快手科技の非GAAPベース22年10−12月期純損失は2億8700万元(市場予想は3億4700万元の損失)。