週明け16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比1.01%高の3227.59ポイントだった。深セン成分指数は1.58%高の11785.77ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9170億9800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、前場に上げ幅を広げて心理的節目の3200ポイントを回復。後場にやや値を下げたものの、終値ベースで昨年9月14日以来ほぼ4カ月ぶり高値を付けた。人民元の対米ドル相場が上昇したことで、海外資金の流入に期待する買いが入ったもよう。来週の春節(旧正月)連休に需要拡大が見込める銘柄の物色も相場を押し上げた。
セクター別では造船株が軒並み高のほか、証券、半導体、バイオ製品が大きく上昇した。一方、保険と自動車の一角が売られた。
A株市場では、製薬の江蘇恒瑞医薬(
600276)、空港運営の上海国際機場(
600009)が急上昇した。証券株の華泰証券(
601688)と中信証券(
600030)、広発証券(
000776)はそろって続伸。ハイテク株の科大訊飛(
002230)、浙江大華技術(
002236)も高い。半面、空運株の春秋航空(
601021)と中国東方航空(
600115)、中国国際航空(
601111)、旅行会社の中青旅控股(
600138)が売られた。食品飲料株の北京燕京ビール(
000729)と洽洽食品(
002557)、保険株の新華人寿保険(
601336)、中国人寿保険(
601628)も下げた。
上海B株指数は1.57%高の291.72ポイントと3営業日続伸。深センB株指数は1.22%高の1194.31ポイントと続伸した。