週明け16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前営業日比0.73%高の21898.20ポイントだった。中国企業指数は0.33%高の7415.65ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で750億5000万HKドル。
ハンセン指数は前週末のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、プラス圏で堅調に推移した。米インフレ指標の鈍化を受けて利上げの減速期待が強まったほか、中国のゼロコロナ政策終了で景気回復への期待も高まった。ただ、ハンセン指数は前週末に終値ベースで2022年7月8日以来ほぼ半年ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが出たほか、中国で17日に2022年10−12月期の国内総生産(GDP)などの主要経済指標が発表される予定で、様子見ムードも広がり、上値は重かった。
個別では、薬明生物技術(
02269)や創科実業(
00669)、舜宇光学科技(
02382)が大きく買われたほか、2022年12月本決算速報値で15%増益となった招商銀行(
03968)は2%超上昇した。アリババ集団(
09988)の傘下企業が権利行使でA株2億4800万株取得する意向と発表した紅星美凱龍家居(
01528)は24.26%高と急騰。半面、レノボグループ(
00992)や吉利汽車(
00175)、美団(
03690)が売られたほか、2022年10−12月期(第3四半期)の小売売上高が前年同期比19%減少したと発表した周大福珠宝(
01929)は2%超下落した。