中国石油化工傘下の油田サービス事業者、シノペック石油工程技術服務(
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22年は国際原油価格が上昇し、北海ブレント原油先物の平均価格が1バレル98.96米ドルと前年比39.7%上昇した。石油会社が探査・開発投資を増やし続けたことで油田サービスの復調が続いた。シノペック石油工程技術服務は、業務量の増加とコスト削減、技術向上、市場開拓などが奏功し、大幅増益につながったと説明した。政府補助金や債務再編損益などの非経常損益が約8000万元増えたことも寄与した。