2022-12-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶりに反落、3200ポイント割れ 様子見気分も
7日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.40%安の3199.69ポイントだった。深セン成分指数は0.19%高の11419.91ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5571億9800万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。指数は約2カ月半ぶりの高値圏で推移しているだけに、利益確定売りが引き続き重荷。序盤は心理的節目の3200付近で下値の堅さをみせていたが、中盤に同節目を割り込んだ。午前中に発表された中国の11月米ドル建て貿易統計は輸出、輸入ともに2カ月連続のマイナス成長となり、落ち込み幅が市場予想と前月実績を大きく上回ったことが嫌気されたもよう。中国当局による新型コロナウイルス防疫規制の緩和への期待が根強いものの、早ければきょう7日にも新たな対策見直し10項目が発表されるとの報道もあり、内容を見極めたい投資家心理から様子見気分も漂った。
セクター別では、保険、石炭が全面安。石油、不動産開発、証券も売られた。半面、製薬、航空・空港運営、繊維・アパレルが高い。
上海B株指数は0.23%安の290.41ポイント、深センB株指数は0.01ポイント安の1164.62ポイントだった。