2022-12-06 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反落、方向感欠く 利益確定売りとコロナ対策緩和期待が交錯
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.08%安の3209.27ポイントだった。深セン成分指数は0.85%高のポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6544億1300万元だった。
上海総合指数は方向感を欠いた展開。安く寄り付いた後、序盤にいったん上げに転じたものの、前引け間際にマイナス圏に沈んだ。前日終値は9月14日以来2カ月半ぶりの高値圏とあって利益確定売りが出た半面、新型コロナウイルスの防疫措置が緩和されていくとの期待が引き続き相場を下支えした。ロイター通信は消息筋の話として、早ければ7日にも中国当局が新たな対策見直し10項目を発表すると伝えた。
セクター別では、貴金属が全面安のほか、医薬品販売、採掘、不動産開発が売られた。半面、半導体や酒造、小売り、観光などが買われた。
上海B株指数は0.35%安の292.37ポイントと反落。深センB株指数は0.19%高の1167.65ポイントと6営業日続伸した。