中国国際金融(CICC)は最新リポートで、ABインベブのアジア事業会社、バドワイザーAPAC(
01876)の投資判断を「アウトパフォーム」に維持し、目標株価を27HKドルに17%引き上げた。中国本土市場での成功をインド市場でも再現できる可能性があり、中国本土とインドの両市場は販売の増加とハイエンド化が期待できるとした。『AAストックス』が5日伝えた。
CICCは、バドワイザーAPACの韓国でのマーケットシェアが2021年の50%から2022年には55%まで拡大するものの、ハイエンド製品が全体に占める割合は25%にとどまっており、米国の42%や豪州の40%と比べて開きがあることから、成長余地があると指摘。また、製品のグレードアップで韓国業務のEBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)マージンが2019年から2022年1−9月期までに1.7ポイント改善している点にも言及した。
バドワイザーAPACの株価は日本時間午後0時19分現在、前日比2.48%高の24.80HKドルで推移している。