2022-12-05 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅反発、中国の防疫措置緩和を好感 不動産株・ハイテク株に買い
週明け5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。前場終値は前営業日比3.46%高の19320.62ポイントだった。中国企業指数は3.71%高の6604.92ポイント。メインボードの売買代金は概算で1204億1000万HKドルと、半日で1000億HKドルを超えた。
ハンセン指数は始値で心理的節目の19000ポイントを回復し、序盤に上げ幅を拡大。中国本土での新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が11月29日以降は減り続けており、経済活動の活性化に期待する買いが膨らんだもよう。北京や上海で5日から地下鉄や路線バスの利用者にPCR検査の陰性証明の提示を求めないようにするなど、当局が行動制限を緩和している。2日のNY債券市場で長期金利が小幅ながら低下したことも支援材料。
個別では、不動産株の碧桂園服務(
06098)と龍湖集団(
00960)、新世界発展(
00017)、ハイテク株の小米集団(
01810)、JDドットコム(
09618)、百度(
09888)が大きく買われた。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)は急上昇した。半面、食品・飲料株の農夫山泉(
09633)と中国蒙牛乳業(
02319)、鉄道株の香港鉄路(
00066)が売られた。