1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.45%高の3165.47ポイントだった。深セン成分指数は1.40%高の11264.16ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆583億5100万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移した。序盤に一時、心理的節目の3200ポイント目前に迫る場面もあったものの、その後は大引けにかけて徐々に上げ幅を縮小した。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだほか、広東省広州市など複数の地域で地方政府が新型コロナウイルス感染抑制のための行動制限の緩和などを発表したことが好感されたが、米雇用統計の発表をあすに控えて様子見ムードも広がり、相場の重しとなった。指数は結局、9月15日以来、約2カ月半ぶりの高値を連日で更新してこの日の取引を終えた。セクター別では、食品・飲料やソフトウエア開発、酒造などが買われた半面、不動産サービスや保険、銀行が売られた。
A株市場では、中国聯合網絡通信(
600050)や仏山市海天調味食品(
603288)、瀘州老窖(
000568)などの上昇が目立った。行動制限の緩和で自動車サプライチェーンが正常化するとの見方から雲南恩捷新材料(
002812)や重慶長安汽車(
000625)なども買われた。半面、華潤三九医薬(
000999)や春秋航空(
601021)、中国国際航空(
601111)などが売られた。
上海B株指数は0.46%高の291.14ポイント、深センB株指数は0.08%高の1146.60ポイント。