ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国のスポーツ用品セクターについて、トップピック銘柄に李寧(
02331)を据え置き、強い買い推奨を示す「コンビクションバイ」を維持した。李寧、安踏体育用品(
02020)、特歩国際(
01368)の目標株価をそれぞれ65HKドル、95HKドル、10HKドルから72HKドル、104HKドル、10.6HKドルに引き上げ、投資判断はいずれも「買い」に設定した。『AAストックス』が30日伝えた。
一方、2022年10−12月の経営環境が依然として軟調であることや、23年に中国本土での新型コロナウイルス防疫措置の緩和がスムーズに進まない可能性もあることから、カバーするスポーツ用品銘柄の2022−24年利益予想を1−8%下方修正した。
2022年10−12月期の小売り販売額について、李寧、安踏と傘下のFILA、特歩はそれぞれ前年同期比2桁台前半、1桁台後半、1桁台半ば、1桁台後半の減少になると予想。ただ、中国のコロナ規制緩和への期待や、ブランド評価の向上を踏まえてバリュエーションを引き上げる必要があるとし、目標株価を6−11%上方修正した。利益の回復、業績の見通しやすさなどを踏まえ、スポーツウエア関連は推奨できる消費分野だとした。