2022-11-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、利益確定売りも政策期待が支え 自動車などに買い
30日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.21%高の3156.50ポイントだった。深セン成分指数は0.38%高の11131.32ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5692億元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、序盤は前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、中盤以降はプラス圏でもみ合った。前日に2%超上昇し、終値ベースで2カ月半ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが重荷となった。寄り付きとほぼ同時に発表された11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は48となり、前月の49.2から低下し、予想の49を下回ったことから、景況感の悪化も意識された。半面、当局による新型コロナウイルスの防疫規制の緩和や景気支援策への期待が根強く、買いを支えた。
セクター別では、自動車、ガス、バッテリー素材、自動車サービスが全面高。不動産開発の一角が続伸した。半面、貴金属、医療サービス、ソフトウエア開発などが下げた。
上海B株指数は0.28%高の292.46ポイント、深センB株指数は0.25%高の1141.02ポイントだった。