2022-11-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:大幅反発、3100ポイント回復 不動産関連に買い
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反発。前場終値は前日比2.21%高の3146.51ポイントだった。深セン成分指数は2.17%高の11064.25ポイントと10営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5765億1100万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、次第に上げ幅を拡大。前日に割り込んでいた心理的節目の3100ポイントを回復して前場の取引を終えた。中国当局が不動産業に対するエクイティ・ファイナンス規制を緩和したことを受け、関連セクターの買いが膨らんで相場を押し上げた。中国証券監督管理委員会は28日、上場不動産企業の増資を認め、不動産企業の海外上場に関する政策を調整するなど5項目の措置を発表し、即日施行した。
セクター別では不動産開発と不動産サービス、装飾建材が大きく買われたほか、観光、医薬品販売、漢方薬、保険が全面高。半面、貴金属、電力、ガスが売られた。
上海B株指数は1.20%高の290.89ポイントと反発。深センB株指数は1.17%高の1132.18ポイントと5営業日ぶりに反発した。