モルガン・スタンレーは最新リポートで、香港のフラッグキャリア、キャセイ・パシフィック(
00293)の投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を10.7HKドルにそれぞれ維持した。香港の航空業界について、今後1年は供給が需要に追いつかない状況が続くとみており、キャセイ・パシフィックの業績改善を支えると予想した。投資家はマクロ的なリスクを懸念して慎重姿勢を強めているが、2023−24年の利益や市場マインドの改善を低く見積もっている可能性があるとした。『AAストックス』が25日伝えた。
モルスタは、需要に対する懸念は株価にほぼ織り込まれていると指摘。PBRは1999年以来の低水準にあるとした。一方、原油価格や輸送力、旅客数、チケット価格などの最新予想を織り込み、2022−24年の利益予想をそれぞれ3%、4%、2%下方修正した。
キャセイ・パシフィックの株価は日本時間午後3時37分現在、前日比0.54%高の7.44HKドルで推移している。