ジェフリーズは最新リポートで、中国のネット通販大手、JDドットコム(
09618)の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価を448HKドルから402HKドルに引き下げた。JDドットコムの小売りの成長鈍化や共同購入プラットフォーム「京喜」の戦略調整、買収した徳邦物流(
603056)と京東物流(
02618)の統合などを考慮し、ジェフリーズは2022年10−12月期のJDドットコムの予想増収率を6.5%に引き下げ(従来予想は11%)、非GAAPベース純利益率を前年比0.6ポイント引き上げた。『AAストックス』が21日伝えた。
ジェフリーズは、JDドットコムの2022年7−9月期の売上高はおおむね市場予想通りだったが、非GAAPベース純利益は予想を上回ったと指摘し、同社の執行能力を評価。サプライチェーンや小規模都市での普及率、開放型のエコシステム、オムニチャネル戦力などでの強みが長期的な成長につながり、来年には持ち直すとの見方を示した。
JDドットコムの株価は日本時間午後4時47分現在、前営業日比5.32%安の206.40HKドルで推移している。