民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)は7日大引け後、2022年10月の新車販売台数が前年同月比36%増の15万2300台だったと発表した。うち、高級電気自動車(EV)ブランドのZEEKRは1万8300台と販売を始めた21年10月の199台の約51倍に達した。また、50%出資のLynk & Coと睿藍汽車(22年1月に営業開始)の販売台数は、それぞれ24%減の1万6400台、5800台だった。
新エネルギー車は急成長しており、電池駆動EV(BEV)が346%増の2万6800台、プラグインハイブリッド車(PHEV)が292%増の4300台、ハイブリッド車(HEV)が1200台(前年同月は2台)だった。地域別では、中国本土が32%増の13万4100台、輸出は80%増の1万8200台。
1−10月累計の販売台数は前年同期比10%増の114万1900台となった。うち、電池駆動EVが418%増の19万3100台、プラグインハイブリッド車が277%増の5万6500台、ハイブリッド車が2万3200台(前年同期は6台)だった。
販売台数とは別に、欧州のサブスクリプション(定額課金)契約顧客への10月のLynk & Co納車台数が1675台だった。1−10月累計では1万662台となった。
吉利汽車の7日終値は前営業日比5.46%安の10.82HKドル。