週明け17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.42%高の3084.94ポイントだった。深セン成分指数も0.36%高の11162.26ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8072億7800万元だった。
上海総合指数は安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。しかし下値では買いが入り、指数は後場に入って上げに転じた。16日に開幕した中国共産党大会で習近平総書記が行った活動報告を手掛かりに、政策の恩恵を受けそうなハイテク株や軍需関連銘柄が物色された。終値は9月27日以来ほぼ3週間ぶりの高値を更新した。
セクター別では航空・宇宙が全面高だったほか、教育、ソフトウエア、オプトロニクスが高い。一方、太陽光発電機器や電池、ガスが下落した。
A株市場ではハイテク株の上昇が目立ち、北方華創科技集団(
002371)、TCL科技集団(
000100)、用友網絡科技(
600588)、三安光電(
600703)がそろって大幅に続伸。公安用無線通信システムなどを手掛ける海能達通信(
002583)がストップ高を付けた。一方、前週末に2022年1−9月期業績見通しを発表した瀘州老窖(
000568)と国軒高科(
002074)がともに反落した。不動産大手の万科企業(
000002)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(
601012)も売られた。
上海B株指数は0.20%安の294.44ポイント、深センB株指数は0.67%安の1132.42ポイントとともに反落した。