21日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。20日のNY市場で米長期金利の指標となる米10年債利回りが2011年以来となる3.60%台に上昇し、株式相場が下落した流れを引き継いだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を日本時間22日午前3時に控え、投資家が運用リスク回避姿勢を強めたもよう。
指数は日本時間午前10時33分現在、前日比1.16%安の18562.99ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)とテンセント(
00700)、美団(
03690)、英金融大手HSBC(
00005)が売られて相場の重荷となっている。ガラス大手の信義ガラス(
00868)と同社傘下の信義光能(
00968)も安い。半面、ミネラルウオーター大手の農夫山泉(
09633)が買われている。