クレディ・スイスは最新リポートで香港証券取引所(
00388)の投資判断を「アウトパフォーム」に維持し、目標株価396HKドルから375HKドに引き下げた。2023−24年の1日当たり平均取引額の予測値を従来の1470億HKドル、1660億HKドルから1410億HKドル、1620億HKドルに下方修正した。2022−24年の予想EPSはそれぞれ3.7%、1.4%、2.4%引き下げた。『AAストックス』が16日伝えた。
香港証券取引所がハイテク企業について上場承認基準を緩和する計画だと伝わったことについて、クレディ・スイスは必ずしも市場の想定外とは言えないが、中国本土におけるハイテク産業の急速な発展は香港証取が企業を引き付ける上で有利との見方を示した。
今年は7−9月期に入って香港証取の1日当たり取引額が990億HKドルと、4−6月期と比べて24%減少した。クレディ・スイスは今年の1日当たり予想売買額を1290億HKドルから市場予想を小幅に下回る1240億HKドルに下方修正した。この予測に従えば今年の残りの期間は1日当たり売買額が1180億HKドルとなる。
香港証券取引所の株価は日本時間午後4時17分現在、前日比2.50%安の296HKドルで推移している。