2022-09-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、米株安や景気後退懸念で 証券株が全面安
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.96%安の3169.14ポイントだった。深セン成分指数は0.92%安の11421.03ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4689億500万元だった。
上海総合指数は前日のNY市場が下落した流れを引き継いで安く始まった後、マイナス圏で軟調に推移した。米国の金融引き締めが警戒されたほか、世界銀行が世界的な景気後退の可能性に言及したことも投資家心理を冷やした。中国国家統計局が午前に発表した小売売上高と固定資産投資の伸び率はいずれも市場予想を上回った。セクター別では、証券とセメントが全面安となったほか、前日買われた不動産サービスも利益確定の売りに押された。半面、軍需やソフトウエア開発、電子化学品が買われた。
上海B株指数は1.14%安の309.19ポイント、深センB株指数は0.55%安の1194.23ポイントだった。