2022-08-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、本土市場の上昇を好感 香港不動産株高い
9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.91%高の20228.71ポイントだった。中国企業指数は0.95%高の6886.34ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で500億3000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤はマイナス圏での推移が目立ち、心理的節目の20000ポイントを割る場面もあったが、節目を回復してプラス圏に浮上すると、前引けにかけて上げ幅を拡大した。中国本土市場の上昇が好感されたほか、香港行政長官の諮問機関である行政会議の招集人を務める葉劉淑儀氏がメディアの取材に対し、中国本土の香港非居住者が不動産を取得した際に課される一部印紙税の免除を検討していると明らかにしたことを受け、香港不動産株が買われて相場を押し上げた。
個別では、新世界発展(
00017)や新鴻基地産(
00016)、恒基兆業地産(
00012)など香港不動産株が大幅高となったほか、2022年6月中間決算を発表したチャイナ・ユニコム(
00762)が3%超上昇。碧桂園服務(
06098)やアリババ集団(
09988)の上昇も目立った。半面、東方海外(
00316)や創科実業(
00669)、JDドットコム(
09618)が売られた。