2022-08-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に4日続伸、エネルギー関連銘柄に買い
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に4営業日続伸。前場終値は前日比0.31%高の3246.95ポイントだった。深セン成分指数は0.19%高の12326.11ポイントと4営業日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5971億5300万元だった。
上海総合指数は朝方に小安く推移した後、プラス圏に切り返した。中国の産業政策の恩恵が期待できるエネルギー関連銘柄が買いを集め、相場を押し上げた。もっとも、中国景気の減速懸念がくすぶるなかで上値の重さが目立つ。中国南部の海南省を中心に新型コロナウイルスの新規感染者数が増えたことで、消費や経済活動への影響が警戒されている。7月の中国物価統計の発表をあすに控え、結果を見極めたい投資家は積極的な売買を見送っているもよう。
セクター別では、太陽光発電設備と石炭、電池素材が全面高のほか、風力発電設備、ガスも高い。一方、漢方薬やゲーム、農林水産業が売られた。
上海B株指数は0.32%高の304.67ポイントと3営業日続伸。深センB株指数は0.25%安の1258.53ポイントと4営業日ぶりに反落した。