5日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。ペロシ米下院議長の台湾訪問で高まっていた米国と中国の関係緊迫化への警戒感がひとまず後退し、買い戻しの動きが引き続き相場を支えている。もっとも、7月の米雇用統計の発表を今夜に控え、様子見気分も漂う。指数は寄り付き後に上げ幅をやや縮小してもみ合っている。
指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.25%高の20223.66ポイントで推移。個別では、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)が高い。不動産管理サービスの碧桂園服務(
06098)、スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)も買われている。半面、前日大引け後に2022年4−6月決算を発表したネット通販のアリババ集団(
09988)が下げているほか、原油相場の下落を受けて石油メジャーのCNOOC(
00883)が安い。