週明け1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比0.32%安の20091.11ポイントだった。中国企業指数は0.08%安の6880.10ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で644億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は中国の景況感悪化を受けた売りに押されて序盤に下げ幅を広げ、一時は下落率が1%を超えた。前日に発表された7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、予想に反して前月から低下し、景況感の分かれ目となる50を2カ月ぶりに割り込んだ。中国本土の不動産企業の債務問題も引き続き相場の重荷となっている。もっとも、中国本土相場が上げに転じるとハンセン指数も下げ幅を縮め、朝方に割り込んでいた心理的節目の20000ポイントを回復して前場の取引を終えた。
個別では、不動産株の碧桂園服務(
06098)や碧桂園(
02007)、恒隆地産(
00101)、中国海外発展(
00688)の下げがきつい。米国証券取引委員会(SEC)の上場廃止警告リストに追加されたアリババ集団(09988も大きく売られた。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、ニット織物大手の申洲国際集団(
02313)は続落した。一方、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)が中国の政策期待で大きく買われた。前週末に下げたビール醸造のバドワイザーAPAC(
01876)と華潤ビール(
00291)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)は反発した。