週明け27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3営業日続伸。前場終値は前営業日比3.15%高の22403.53ポイントだった。中国企業指数は3.38%高の7886.79ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1027億7000万HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株高を好感して高く寄り付いた後、ほどなく心理的節目の22000ポイントを回復し、徐々に上げ幅を拡大した。米国の金融引き締めを巡り、過度な警戒感が後退したほか、上海で新型コロナウイルスの感染が約4カ月ぶりにゼロとなったことで、景気回復期待も高まった。また、中国各地で消費刺激策の発表が相次いでいることも好感された。
個別では、小米集団(
01810)が13%近く上昇したほか、舜宇光学科技(
02382)や安踏体育用品(
02020)の上昇も目立った。クレディ・スイスが投資判断と目標株価を引き上げた香港証券取引所(
00388)は6%超上昇。半面、2022年6月中間決算で減益となる見通しを明らかにした信義光能(
00968)が2%超下げた。