24日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前日比2.09%高の21719.06ポイントだった。中国企業指数は2.22%高の7629.06ポイント。メインボードの売買代金は概算で1484億HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。米長期金利の低下を受けて高PERのハイテク株やグロース株が買われ、地合いの改善につながった。中国当局による景気対策で恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きも続いた。前場は21600ポイント付近で上値が重かったが、米株価指数先物が堅調に推移したこともあり、後場に入ると一段高。終値は今月10日以来、2週間ぶり高値を更新した。
ハンセン指数構成銘柄では、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が10%超の上昇となったほか、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)の上昇が目立った。ネット株のアリババ集団(
09988)、阿里健康(
00241)、ネットイース(
09999)なども買われた。半面、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)が4%超の下落。衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、石油メジャーのCNOOC(
00883)、本土系不動産デベロッパーの龍湖集団(
00960)、中国海外発展(
00688)が軟調だった。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は4.05%高の4844.58ポイントと大幅に続伸。構成30銘柄がすべて上昇し、金蝶国際ソフト(
00268)、舜宇光学科技、小鵬汽車(
09868)、ビリビリ(
09626)が上昇率上位だった。