2022-06-24 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、プラス圏でもみ合う 米長期金利の低下や中国の景気対策を好感
24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.45%高の21583.03ポイントだった。中国企業指数は1.69%高の7589.3ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で753億7000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。米長期金利が一時3.0%と2週間ぶりの水準に低下したことを受け、高PERのハイテク株やグロース株が買われ、地合いの改善につながった。中国当局による景気対策で恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きも続いた。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが景気悪化を招くとの懸念もくすぶり、一段と買い上がる勢いは限られた。
セクター別では、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が大幅高。ネット株の阿里健康(
00241)、アリババ集団(
09988))、ネットイース(
09999)も買われた。半面、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)が7%超の下落。原油相場の下落を受けて石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、シノペック(
00386)がそろって下げた。