2022-06-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:4日ぶり反発で節目の3300ポイント回復、約3カ月半ぶり高値
23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。終値は前日比1.62%高の3320.15ポイントだった。深セン成分指数は2.19%高の12514.73ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆760億5600万元だった。
上海総合指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったものの、中盤以降はプラス圏で堅調に推移し、大引けにかけて徐々に上げ幅を拡大。心理的節目の3300ポイントを回復すると、17日に付けた直近高値を上抜き、3月7日以来、約3カ月半ぶり高値できょうの取引を終えた。指数は前日まで3日続落した後とあって、買い戻す動きが広がったほか、中国当局の経済対策や産業支援に対する期待も指数を押し上げた。セクター別では、中国の国務院(内閣に相当)が22日の常務会議で自動車消費を支援する政策の拡大を決めたことを受け、自動車や自動車部品、自動車サービスが買われたほか、航空・宇宙、半導体などを中心に幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、医薬品販売や教育が売られた。
A株市場では、重慶長安汽車(
000625)や広州汽車集団(
601238)、上海汽車集団(
600104)など自動車メーカーのほか、安徽中鼎密封件(
000887)や浙江世宝(
002703)など部品メーカーも大幅高となった。中国人寿保険(
601628)や中信証券(
600030)、中国旅遊集団中免(
601888)などの上昇も目立った。半面、歌爾(
002241)や上海復星医薬(
600196)が売られた。
上海B株指数は0.65%高の301.63ポイント、深センB株指数は1.03%高の1183.28ポイント。