2022-06-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反発、支援策受けて自動車株高い
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.58%高の3285.99ポイントだった。深セン成分指数は0.78%高の12342.26ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6122億1800万元だった。
上海総合指数はマイナス圏に沈む場面もあったものの、ほぼプラス圏で推移した。指数は前日まで3日続落し、心理的節目の3300ポイントを下回っているとあって、買い戻す動きが広がった。中国当局の経済対策や産業支援に対する期待も根強い。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による急速な利上げが米景気の後退につながるとの懸念が相場の重しとなった。セクター別では、中国の国務院(内閣に相当)が22日の常務会議で、自動車消費を支援する政策の拡大を決めたことを受け、自動車や自動車部品が買われた。航空・宇宙も高い。半面、教育、漢方薬、医薬品販売などが売られた。
上海B株指数は0.45%安の298.33ポイント、深センB株指数は0.39%高の1175.81ポイントだった。