2022-06-22 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土大引け:3日続落で3300ポイント割れ、歌爾はストップ安
22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比1.20%安の3267.20ポイントだった。深セン成分指数は1.43%安の12246.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9964億5400万元だった。
上海総合指数は、序盤は前日終値付近でもみ合ったものの、中盤にマイナス圏に沈むと、終盤に下げ幅を拡大した。中国当局の経済対策や産業支援に対する期待は根強いものの、指数は約3カ月ぶり高値水準とあって、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、利益確定の売りが相場の重しとなった。指数は結局、心理的節目の3300ポイントを下回ってきょうの取引を終えた。セクター別では、ゲーム、建材、ソフトウエア開発などが売られた半面、医薬品販売、太陽光発電設備、バッテリーなどが買われた。
A株市場では、歌爾(
002241)がストップ安をつけたほか、立訊精密工業(
002475)や鵬鼎控股(
002938)も安い。米メタの仮想空間メタバース関連のハードウエアやヘッドセット業務が鈍化しているとの見方が嫌気された。三一重工(
600031)や中国旅遊集団中免(
601888)、中国交通建設(
601800)も売られた。半面、浙江世宝(
002703)や華潤三九医薬(
000999)、宇通客車(
600066)、上海復星医薬(
600196)などが買われた。
上海B株指数は1.24%安の299.69ポイント、深センB株指数は0.28%高の1171.25ポイント。