21日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比1.87%高の21559.59ポイントだった。中国企業指数は2.03%高の7549.58ポイント。メインボードの売買代金は概算で1193億6000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、ほどなく上げ幅を拡大し、プラス圏で堅調に推移した。前日のNY市場は休場だったものの、欧州市場や米株価指数先物が上昇していることが好感された。中国政府の景気対策に対する期待は根強い上、米中対立の緩和期待も相場の支えとなったもよう。指数は結局、6月10日以来、1週間超ぶりの高値できょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、英国の利上げが加速するとの見方からHSBC(
00005)が3.73%高となり、指数を押し上げた。テンセント(
00700)は2.75%高。阿里健康(
00241)が12%超上昇したほか、新奥能源(
02688)や薬明生物技術(
02269)が5%超上昇した。半面、2022年6月中間決算で赤字に転落する見通しを発表した中電控股(
00002)が7%超下落。BYD(
01211)や吉利汽車(
00175)も売られた。
この他では、石炭採掘を手掛ける南南資源実業(
01229)が一時1.36HKドルを付け、前日比1713%高と急騰。緑領控股(
00061)や蒙古能源(
00276)などの石炭関連銘柄も大きく買われた。半面、浙江世宝(
01057)や洛陽ガラス(
01108)が売られた。