21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比1.43%高の21466.03ポイントだった。中国企業指数は1.52%高の7512.05ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で619億4000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、上げ幅を拡大すると、プラス圏で堅調に推移した。前日のNY市場は休場だったが、欧州市場が軒並み上昇した流れを引き継いだ。中国政府の景気対策に対する期待は根強いほか、バイデン米大統領が習近平国家主席と近く会談するとも伝わり、米中対立の緩和期待も相場の支えとなったもよう。
個別では、HSBC(
00005)が3%超上昇し、指数を押し上げた。イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のキャサリン・マン委員が20日、利上げのペースを加速すべきとの見方を示したことが材料視された。阿里健康(
00241)や碧桂園服務(
06098)、薬明生物技術(
02269)も高い。半面、2022年6月中間決算で赤字に転落する見通しを発表した中電控股(
00002)が5%超下落。吉利汽車(
00175)やBYD(
01211)も売られた。