2022-06-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、前場終盤にプラス圏 電力設備が高い
週明け20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前営業日比0.03%高の3317.69ポイントだった。深セン成分指数は1.37%高の12499.71ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7624億9600万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、おおむねマイナス圏でもみ合った。前週末に心理的節目の3300ポイントを回復し、約3カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定売りが重荷。寄り付き前に発表された中国の6月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は、1年物・5年物がともに据え置き、金融緩和の期待が後退した。ただ、3300ポイントを割り込む場面では買い戻しが入り、下値の堅さが意識されると前場終盤にプラス圏へ浮上した。中国当局の産業支援に対する根強い期待が相場を支えたもよう。
セクター別では、風力発電設備が全面高となったほか、太陽光発電設備、電源設備、バッテリーも高い。半面、石炭、石油、採掘、化学肥料が下げた。
上海B株指数は1.85%安の302.34ポイント、深センB株指数は0.48%高の1157.23ポイント。