2022-06-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、FOMC通過で買い安心感
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比0.25%高の3313.53ポイントだった。深セン成分指数も1.04%高の12263.50ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6675億7500万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開となった。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が想定通り0.75%の利上げを決めたことでイベント通過による買い安心感が広がり、産業政策の恩恵を受けそうな銘柄が物色された。ただ、指数はおよそ3カ月ぶりの高値圏にあるだけに上値が重い。中国の李克強首相は15日の国務院常務会議で景気浮揚に向けて民間投資を支援する措置を打ち出した半面、「通貨は過剰に発行せず、将来の負債として残る支出はしない」と述べ、財政政策と金融政策の規律を維持する考えを示した。
セクター別では、ゲームと太陽光発電設備、製紙・印刷、半導体が全面高のほか、教育と文化・メディアが上昇。半面、金融、エネルギー、セメント・建材が売られている。
上海B株指数は0.12%高の307.00ポイントと4日ぶりに反発。深センB株指数は0.32%高の1155.67ポイントと反発した。