2022-06-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、利益確定売りが優勢 コロナ感染再拡大も警戒
週明け13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前営業日比1.11%安の3248.51ポイントだった。深セン成分指数は0.51%安の11974.00ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7074億8100万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、下げ幅を拡大した。米国のインフレ高進懸念から前週末の米株式市場が急落したことで地合いが悪化。10日の上海総合指数は約3カ月ぶりの高値で終えた後とあって、利益確定売りが優勢だった。北京で新型コロナウイルスのクラスター感染が確認されるなど、感染再拡大への警戒感もくすぶり、経済活動の再開や景気回復への影響が懸念されている。
セクター別では、航空・空港運営、保険、銀行が全面安。電力、建設も売られた。半面、教育、バッテリー素材、貴金属、自動車部品が買われた。
上海B株指数は0.93%安の309.17ポイント、深センB株指数は0.31%高の1136.03ポイント。