31日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。週末27日と週明け30日の連騰で1000ポイント超上昇しただけに利益確定売りが出る半面、中国の景気持ち直しに期待する買いが相場を支えている。寄り付き後に中国の国家統計局が発表した5月の製造業と非製造業の購買担当者景気指数(PMI)はともに前月比で上昇したものの、3カ月連続で景況感の分け目となる50を下回った。
指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.01%安の21122.35ポイントで推移している。個別では、不動産株の碧桂園服務(
06098)や碧桂園(
02007)、飲料株のバドワイザーAPAC(
01876)と華潤ビール(
00291)が上昇。一方、医薬品関連の薬明生物技術(
02269)と阿里健康(
00241)、英金融大手のHSBC(
00005)が下げている。